福田 護会長 ご挨拶

ホームページ開設のご挨拶

St.Mariannaしんゆりリボンズハウス会長
NPO法人キャンサーリボンズ理事長

福田 護

日本人の男性の2人に1人、
女性の2.5人に1人が一生涯の間にがんになり、
3人に1人はがんで死亡します。

がんを支える人が、何時かはがんになり支えられる側になります。

がんは全ての人にとって他人事ではありません。

2008年6月23日、「がん支えあい」ができる社会を目指して、
NPO法人キャンサーリボンズが設立されました。

NPO法人キャンサーリボンズでは、
6月21日を「がん支えあいの日」として記念日登録し、
様々な活動を行ってきました。

その主な活動の1つが、日本各地における「リボンズハウス」の展開です。

リボンズハウスでは、がん患者さんの「治療と生活」をつなぎ、
がん患者さんが自分らしく少しでも快適な生活を送れるよう、
サポートする場です。

また、広く地域に開かれた場として、多くの人々ががんの情報を共有し、
「がん支えあい」を実践できる場になることを目的としています。

リボンズハウスが設置された場所や地域の特性を生かしながら、
それぞれの立地に合った活動を展開しています。

現在、全国に15カ所のリボンズハウスがあります。

2009年3月、増え続ける乳がん患者さんに対して、
聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンター(正式名称、聖マリアンナ医科大学附属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック)が開設されました。

この施設では、World Class Care(世界最高水準のケア)をモットーに、
高い知識と技能を備えた患者中心
の全人的、安全、良質な医療を目指しています。

治療期間が長い乳がんでは、
治療を受けながら生活を続ける方々が多くいます。

そして、その乳がん治療によって、
様々な影響を受ける家族や友人や仕事関係の人達が多くいます。

2011年8月5日、
私達は生活ケアが必要な乳がん患者さんや家族の方々を対象に、
St.Mariannaしんゆりリボンズハウスを開設しました。

このリボンズハウスでは、乳がん患者さんや医療関係者だけでなく、
その家族の方々、地域の方々、企業の方々などにもご参加いただき、
「がん支えあい」の活動を広めていきます。

このホームページは、
St.Mariannaしんゆりリボンズハウスの活動の一環として、
篤志家の方からのご寄付で開くことができました。

今後、このホームページを育てていくために、
多くの方々の積極的なご参加、暖かいご協力とご支援をお願いいたします。